- 0.はじめに
- 1.担当している仕事
- 2.過度な教えを請わないけれども、困った時には頼れる距離感
- 3.社員の人となりがわかってきて自然になってきた
- 4.ユーザに近い場所
- 5.競プロのこと
- 6.仕事に対する気持ち
- 7.伝えたいこと
- 8.終わりに
- 9.おまけ(これまでの道のり)
0.はじめに
はじめまして、もしくはお久しぶりです。競プロ歴5年10か月のかえでです。
大好きな競技プログラミングのコンテストを運営するAtCoder株式会社に入社して、3年目になります。入社してからあっという間に約2年半が経過しました。そこで、これまでのことを振り返りながら、今の気持ちを伝えたいと思います。
ざっくり結論を言うと、安心して働けています。
そして、5年後もAtCoderで働いている自分を想像することができるようになりました。
1.担当している仕事
- AHCラジオ
- AtCoder Junior League
- AtCoder Daily Training
- Python入門 AtCoder Programming Guide for beginners (APG4bPython)
- 企業対抗TeamBattle
- AtCoder Heuristic First-step
自分が担当した企画は無事続いています。
さらに今年は AtCoder Heuristic First-step という、ヒューリスティック・コンテスト初心者向けのオンサイト企画も実施でき、とてもうれしく思いました。
普段は自分のできる範囲内でこつこつとやる仕事が多いのですが、外部の方々からの協力を得ることで、これまでできなかったことにもチャレンジできました。
入社当時から抱えている「やりたいことリスト」は今もまだ多く残っています。
ただ、すべてを同時にはできないことも学びました。
だからこそ、「これはどうしてもやりたい」という気持ちを大切にしています。
2.過度な教えを請わないけれども、困った時には頼れる距離感
入社した当初は何もわからなかったこともあり、自分で調べるべきだったことも教えてもらおうとして、教えてもらえなかったことに不満を感じたこともありました。
でも今思えば、聞いても教えてもらえないことは、そもそも誰も知らないことだったのかもしれません。
一方で、聞けば教えてもらえることもたくさんあったと感じています。
1、2年目は頑張りすぎて疲れてしまい、苦しい時期もありました。そのときに比べると、少し肩の力を抜くことを覚えました。
一方、3年目は少しチャレンジングなことをしていて、見通しが甘くて失敗したこともあります。それでも、「ここは自分ががんばらなくては」と思うところと、「素直に助けを請おう」と思うところのバランスが、以前よりも取れるようになってきたのではないかと思います。
3.社員の人となりがわかってきて自然になってきた
入社当時より、社員の人たちとの距離が少しずつ縮まっているのを感じています。
誰かに合わせるとどこか無理が生じると思うのですが、自分の変わっているところを受け入れてもらいつつ、相手の変わっているところも受け入れることで、素のままでもそれなりの信頼関係が育ってきたように感じます。
半年に1回くらいは何かやらかしていて、「言い過ぎてしまった」と反省することもあります。でも、逆のこともあります。
皆何かしら完璧ではないことがわかってきたことも、居心地が良くなってきた理由なのかもしれません。
総じて自分に正直で、優しい人たちの集まりだと思います。
4.ユーザに近い場所
感謝の声が直接届くことは、とても励みになります。間違えたときに指摘してくれることもまた、私にとってはとてもありがたいです。
コンテストに参加していることが、社内における自分の強みでもあります。
その一方で、一人よがりにならないよう、企画を考えるときには、「私が行う何かが誰のためのものなのか」を意識することを忘れないようにしています。
それは、AtCoderのためなのか。
ユーザのためなのか。
自分のためだけにはならないように。
5.競プロのこと
仕事が忙しくて、精進の時間があまり取れていません。特にアルゴの復習時間が十分に取れていません。アルゴは苦手なジャンルとE問題以降に手をつけるべき時期だと感じています。
一方で、ヒューリスティックは今年はチャンスだと感じているので、引き続きがんばりたいと思います。
コンテストに参加できる立場に今もいられることに感謝しながら、これからもコンテストに参加して、良い結果を出せるように努めたいと思います。
AtCoderを定年退社するときが来たら、CodeQUEEN決勝やマスターズ選手権の決勝は出てみたいものです。66歳で決勝に進出できたら最高ですね。
6.仕事に対する気持ち
- おもしろい
- 自分が「できる(できそう)」と思えることをやっているので、ストレスは少ない
- 人数が少ないので、自分で全てやるつもりで進めている
- 社内や外部の協力を得て、仕事の幅が広がってきた
以前は「全部自分でやらなきゃ」と思って苦しいときもありましたが、より良い何かを作りあげるために全力投球できることの楽しさを今は感じています。また、社内で心強い味方もできました。
7.伝えたいこと
今はとても幸せです。転職してよかったなあと思います。
しかし、それはゴールではなく、常に自分の限界にチャレンジし続けるものであり、決して気を抜けるものではないと実感しています。
私はユーザのための何かを考えて、社内で企画を提案しています。
それは直接的に利益を生むわけではないけれど、さまざまな「無償でユーザのために提供している何か」がAtCoderという企業の本質であり、それを支持する層に支えられているのだと思っています。
たとえば、競技としての質の高さと堅固さ。それがAtCoderの柱だとすれば、私はその周りにある、「あったらいいよね」という、ふわふわとした何かを作ろうとしています。
ふわふわとした部分ではあるのだけれど、それがあるからこそ、幅広い層をつなぐ役割を果たせたらいいなと思っています。
8.終わりに
こうやって日記のように、年に1回でも自分の気持ちを文字にして積み重ねていくことで、「好きなことを仕事にする」とはどういうことか、その一例になれたらうれしく思います。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
9.おまけ(これまでの道のり)
自己紹介をかねて。AtCoderに入社する前の話です。
入社時の話はこちら。
今でも内定をもらった日、入社した日のドキドキ感は忘れることができません。
今も読み返してみましたが、あの頃のフレッシュな自分の思いに励まされました。ブログを書くことが、こんなにも自分のためになるとは思っていませんでした。
そして、入社2年目の話はこちら。